マイナンバーや個人情報を扱う行政書士事務所では、「シュレッダーの選定=情報保護の最終工程」です。
本記事では、Pマーク(プライバシーマーク)対応レベルを基準に、細断方式・静音性・連続運転時間・メンテナンス性の4軸で、小規模事務所に最適なモデルを価格帯別に紹介します。
目次
行政書士が押さえるべき「4つの安全基準」
行政書士が扱う書類(住民票・戸籍謄本・契約書など)は、マイナンバー法・個人情報保護法の管理対象に含まれます。
廃棄時に再生・復元されないことが“安全基準”の第一歩です。
安全性を決める4つのポイント
- 細断方式(カットサイズ)
「マイクロカット(2×10mm以下)」が標準。ストレート/クロスカットはリスク高。 - 連続運転時間
10分未満は家庭用。事務用なら20分以上(連続細断200枚以上)。 - 静音性
60dB以下(会話と同程度)なら事務所内でも快適。 - メンテナンス性
ダストボックス容量10L以上・オートリバース付きで詰まり防止。
プライバシーマーク審査でも「細断後の読取困難性」が重視されます。
一般的な目安は “再結合不能な細断サイズ”=マイクロカット。
あわせて読みたい


封筒・宛名・差出管理:失敗ゼロの書類発送テンプレ(台帳DL)
封筒サイズの選定(A4を折る/折らない) 長3(120×235mm) A4三つ折り(請求書・納品書に最適)。薄物の定番。 角2(240×332mm) A4そのまま(契約書原本・証明書の折…
細断方式・構造で性能が決まる
| 方式 | カットサイズ | 特徴 | 適正レベル |
|---|---|---|---|
| ストレートカット | 約4×40mm | 縦方向のみ裁断。 家庭用向け。 | ✕(非推奨) |
| クロスカット | 約3×20mm | 縦横にカット。 簡易業務向け。 | △(限定使用) |
| マイクロカット | 約2×10mm | 個人情報対応レベル。 再現困難。 | ◎(推奨) |
| スーパーマイクロカット | 約1×5mm | 高機密書類対応。 長寿命。 | ◎(行政書士・士業向け) |
・細かくカットするほどモーター負荷が上がるため、連続運転時間が短くなりがち。
・逆に「速さ重視の粗裁断タイプ」は個人情報向けでは不適。
バランスの良い仕様
・マイクロカット(2×10mm)
・連続運転20分以上
・静音60dB以下
あわせて読みたい


年間コストを半減する印刷設定集
印刷コスト、特にインク・トナー代は事務所運営で見過ごされがちな支出です。しかし、「設定を変えるだけ」で年間コストを大きく抑えることができます。この記事では、…
価格帯別おすすめモデル(2025年最新版)
| 価格帯 | 商品名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 小規模事務所向け(1〜2人) | アイリスオーヤマ P4HS75M-W | マイクロカット(2×10mm)、静音約55dB、連続運転10分。価格・性能のバランスが非常に良い。 |
| 中規模事務所向け(3〜5人) | ナカバヤシ NSE-SM01GY | スーパーマイクロカット(2×8mm)、連続運転20分、オートリバース・安全停止機能付き。 |
| 高セキュリティ型(法務・Pマーク準拠) | 明光商会 MSE-17C | オートフィード対応・業務用高耐久モーター搭載・連続30分以上。個人情報保護法対策にも最適 |
マイクロカット導入で“処理待ちゼロ”に
改善効果
- 書類廃棄の作業時間:半減
- 詰まり・停止:ほぼゼロ
- 機密書類対応:社内監査でも安心レベル
「家庭用で十分」は誤解。
行政書士業務は個人情報を日常的に扱うため、マイクロカット+20分連続運転機種が最低ラインです。
あわせて読みたい


電子契約と原本郵送の線引き:速達・レターパックの判断基準
電子契約で完結できるケースと、紙原本の郵送が必要なケースを整理。行政書士業務(契約書・委任状・証明書添付)で迷いやすい「電子 vs 紙」の線引きを、証跡・納期・…
まとめ|“音・時間・安全”のバランスが鍵
マイナンバー・契約書・請求書など、行政書士業務では廃棄=セキュリティ管理の一部です。
コスパだけでなく、「再生不可能」「作業が止まらない」「静かな運用」が重要です。
選定チェックリスト
- マイクロカット(2×10mm以下)
- 連続運転20分以上
- 静音60dB以下
- 投入口A4・オートストップ付き
行政書士時間単価を上げる=安全と効率の両立。
廃棄の質を上げることで、「信頼される事務所運営」につながります。












