行政書士業務のPCは、ハイスペックなゲーミングPCほどは不要です。ですが、Word/Excel・PDF閲覧/編集・電子申請サイト・オンライン会議を同時に扱うと、スペック不足がすぐにストレスになります。
結論としては、「メモリ16GB+SSD512GB以上+最新世代のCPU」を基準にすると、価格と快適さのバランスが取りやすいです。
目次
結論:行政書士のPCは「軽さ」より“止まらない構成”が正解
押さえるべき最重要3点
- メモリ(作業の同時処理)
- SSD(起動・保存・検索速度)
- 画面(目の疲れとミス防止)
行政書士のPC選びでよくある失敗は、次の2つです。
- メモリ8GBで購入→ ブラウザ多用+会議+PDFで固まりやすい
- 容量256GB→ スキャンPDF・写真・案件データですぐ逼迫(バックアップ運用も崩れる)
スペックの目安:専門用語は“業務の症状”で覚える
ここでは難しい略語を、業務上の困りごとに紐づけて説明します。
CPU(処理の頭脳)…“サイトや会議が重い”を減らす
- 目安:Intel Core i5 / AMD Ryzen 5 以上(できれば現行〜1世代前)
- 理由:電子申請サイトやブラウザ作業、Teams/Zoomなど会議を並行するとCPUが効くため。
メモリ(作業机の広さ)…“固まる・遅い”の最大原因
- 目安:16GB(強く推奨)
- 余裕が欲しい人:32GB(大量PDF、画像、複数モニター常用、Chromeタブ多い人)
SSD(保管庫の速さ)…“起動が遅い・保存が遅い”を改善
- 目安:512GB以上(案件PDFを扱うなら堅い)
- 実務感:スキャンPDFや添付資料が増えるほど、256GBは早期に苦しくなります。
画面サイズ(ミスと疲労)…“確認漏れ”を減らす
- 外出多め:13〜14インチ(軽さ優先)
- 事務所据え置き中心:14〜15.6インチ(視認性優先)
- 重要:解像度はフルHD(1920×1080)以上が無難(文字が見やすい)
Webカメラ/マイク(会議品質)…“聞こえない・映らない”を回避
- 目安:フルHDカメラだと印象が安定しやすい
- ただし最終的には「外部モニター+外部キーボード」で姿勢が整う方が、会議も疲れにくいです。
価格帯別のおすすめ構成:買う前にここだけチェック
「いくらが適正か」は、作業内容と運用(周辺機器含む)で決まります。
10〜13万円:必要十分(書類作成+会議が中心)
“行政書士の標準セット”として失敗しにくい帯域です。
“行政書士の標準セット”として失敗しにくい帯域です。
- CPU:Core i5 / Ryzen 5
- メモリ:16GB
- SSD:512GB
- 画面:フルHD
13〜20万円:快適帯(複数案件+PDF多め+タブ多い)
作業の待ち時間が減り、疲労が減るので、繁忙期に効きます。
作業の待ち時間が減り、疲労が減るので、繁忙期に効きます。
- CPU:Core i5上位〜i7 / Ryzen 7
- メモリ:16GB〜32GB
- SSD:512GB〜1TB
20万円以上:強い理由がある人向け
大量スキャン、画像処理、動画、仮想環境などがある場合。
通常の行政書士業務だけなら、周辺機器に回した方が満足度が上がりやすいです。
購入前チェック(見落としがち)
- USB-Cの映像出力(外部モニター接続に必須の場合あり)
- HDMIの有無(ドックで補えるが、直挿し派は重要)
- テンキーの必要性(入力多いなら便利。外付けで補う手もあり)
- 保証(業務PCは“止まる損失”が大きいので延長保証が有効なことも)
周辺機器で作業効率が一段上がる
ノートPCは「単体」で頑張らせるより、周辺機器で“事務所の作業環境”に寄せる方が、疲れとミスが減ります。ここは“買って終わり”ではなく、実務のための考え方として紹介します。
① ドッキングステーション:配線ストレスを消す
BENFEI ノートパソコンスタンド USB C 6in1 ドッキングステーション
- 1本つなぐだけで、モニター・有線LAN・USB機器をまとめやすい
- スタンド一体型だと、目線が上がって姿勢も整いやすい(首肩が楽になりがち)
- メリット:配線簡略化、会議準備が速い、姿勢改善
② 外部モニター:確認漏れを減らす投資
HP モニター V27i G5(27インチ フルHD)
- 申請書・添付資料・メールを並べられ、転記ミスや見落としが減りやすい
- 27インチは「目が疲れにくい」「A4資料の見比べがしやすい」サイズ帯
③ キーボード:文章が多い職種ほど差が出る
ロジクール MX KEYS mini KX700GRd
- 打鍵感が安定し、長文の起案・説明文・メール作成が楽になりやすい
- “ミニ”は省スペースで、モニター前の手元が整う
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