行政書士事務所開業準備|合格後のロードマップ:登録手続・費用・働き方

行政書士試験に合格したら、いよいよ「開業」への準備が始まります。
この記事では、登録手続きの流れ、必要な費用、開業後の働き方の選択肢まで、合格後のロードマップを整理しました。

目次

合格後の全体フロー

  1. 試験合格
  2. 登録申請(都道府県行政書士会への登録)
  3. 登録料・入会金などの支払い
  4. 登録審査・現地調査
  5. 登録完了 → 登録証の交付 → 行政書士として名乗る・業務をする

登録申請のステップ

STEP
申請書類の準備
  • 登録申請書
  • 履歴書
  • 誓約書
  • 本籍地記載の住民票(発行から3か月以内)
  • 身分証明書(発行から3か月以内)
  • 公務員経歴等がある場合は公務員職歴証明書など
STEP
事務所の現地調査または写真提出

独立開業する場合、事務所の現地調査が必要な場合あります

STEP
審査
  • 都道府県の行政書士会および日本行政書士会連合会で申請内容を確認。
  • 欠格事由などがないかチェック。
STEP
登録完了
  • 登録が認められると、行政書士名簿に登録され、正式に「行政書士」を名乗ることが可能に。
  • 登録完了までの期間は、おおよそ1か月前後かかることが多い。

申請内容の詳細は各行政書士会にご確認下さい

登録・入会にかかる費用(例:東京の場合)

  • 登録手数料 約 25,000円
  • 入会金 約 200,000円
  • 年会費(先払いなど含む)
  • 合計で約 280,000~300,000円前後

働き方の選択肢

  • 勤務行政書士
  • 独立開業
  • 副業的に始める

登録しない選択をする人の理由・デメリット

  • 登録料・年会費を抑えたい
  • 登録手続きや審査に手間がかかる
  • 今は業務開始の予定がない、という人も多い

登録しなければ「行政書士」を名乗れない、業務をできない。
また会の研修・サポートを受けられない、という制約があります。

まとめ

  • 合格後、登録申請を行って初めて正式な行政書士として活動できる。
  • 実務講習は法令上必須ではない場合が多いが、研修制度等は調べて準備しておくと有利。
  • 費用がかかるため、どの働き方を選ぶか・どのタイミングで独立するかを見定めたうえで準備を進めることが肝要です。
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この記事を書いた人

地方在住の行政書士。令和4年の開業以来、事業者・不動産関連の許可申請を中心に、年間150件以上の案件に対応。ひとり事務所ながら、スピードと信頼性を両立した実務力で、地域の信頼を獲得。
「行政書士|ツールラボ」監修

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