目次
結論と使い分け早見表
最短で“締切遅延ゼロ”にするなら、案件タイプ別にビュー(見方)を固定する。
- 単発(スポット業務:内容証明依頼など)
→ ガント(Notion、Google スプレッドシートなど)
依存関係とバッファが肝。 - 連続(許認可:申請→補正対応→許可→納品)
→ 看板:工程ごとの滞留可視化。 - 定期(更新・変更届・年次手続)
→ タイムライン:年間ロードマップ+リマインド。
使い分け早見表
| 案件タイプ | 推奨ビュー | 主要KPI | 見る頻度 |
|---|---|---|---|
| 単発(スポット業務) | ガント | 内部締切遵守率/バッファ消費率 | 毎日 |
| 連続(許認可) | 看板 | WIP(仕掛数)/各列平均滞留日数 | 毎日 |
| 定期(更新) | タイムライン | 30/60/90日前通知達成率 | 週次 |
期日と依存関係の持たせ方(役所受付・補正期限・内部締切)
行政書士案件は外部期日(役所・クライアント)と内部期日(所内)が連鎖します。
最低限、下記3点をタスクのプロパティとして必ず持ちます。
必須プロパティ
- 外期日A:役所受付予定日(=“この日までに出す”)
- 外期日B:補正期限(通知到達+日数計算。土日祝の扱いは自治体通達に準拠)
- 内期日:草案完成/押印回収の内部締切(AのX日前/BのY日前)
依存関係の型(ガント用)
- 「押印回収」終了→開始「提出書類製本」→開始→開始「電子申請下書」→終了→開始「提出」
- 重要通知(例:補正指示)を受けたら、「補正期限B」をマイルストーン化し、前工程に逆算バッファ(例:Bの3営業日前に内部チェック完了)を追加。
- 祝日・窓口休業を非稼働日に設定(ツール側の稼働カレンダー機能で反映)。
具体テンプレ(プロパティ式)
- 内期日(提出前)=
役所受付予定日 − 3営業日 - 内期日(補正前)=
補正期限 − 3営業日 - 押印回収期限=
役所受付予定日 − 5営業日
※営業日計算はツールの「ワーキングデイ」 or 休日カレンダーで代替。
補正期限は通知到達日の数え方が自治体差あり。業務規程・要綱を必ず確認
日次/週次レビューの型テンプレ
日次(所要10分・朝一)
- 今日の“提出/連絡”タスク(外期日A/Bが48時間以内)を抽出
- 看板の“滞留列”(例:押印待ち・請求待ち)をチェックし、最大滞留カードTOP3に手を打つ
- バッファ消費率>70%のガントタスクを、所長のフォロー要にフラグ
週次(所要30分・月曜)
- タイムラインで30/60/90日前の定期更新を一括確認、一週間内に“事前依頼メール”を送る
- WIP制限を調整(例:押印待ち列は5件まで。超過時は所内役割を再割当)
- リスクレビュー:
- 押印回収が社内決裁遅延で止まっている?
- 住民票・登記など証憑の有効期限切れが近い?
- 補正指示が口頭ベースで未ログ化になっていない?
Notion/Trello/Backlog 項目例(そのまま追加)
- 期日(A/B/内期日の三本立て)
- 状態(ドラフト/押印待ち/提出/受理待ち/補正対応/許可/納品)
- 責任者(所長/担当/補助者)
- バッファ%(自動計算 or 手入力)
- 添付(様式・受領書・補正通知PDF・電話メモ)
実装ステップと“遅延ゼロ”を支える小物
実装ステップ(初回60分)
- テンプレDB作成:上記プロパティをDBに作る(Notion/Trello/BacklogのどれでもOK)
- ビュー作成:
- 単発=ガント(非稼働日設定/依存関係ON)
- 連続=看板(工程列+WIP制限)
- 定期=タイムライン(年表+30/60/90日フィルタ)
- リマインド:メール/Slack連携でA/Bの3営業日前に自動通知
- レビュー定着:本記事の日次10分・週次30分を所内標準に
“物理の可視化”で取りこぼしをゼロに




