行政書士事務所は「書類・個人情報」が仕事の中心です。ネット環境も、速さより“安定”と“守り”を優先すると失敗しにくいです。
この記事では、在宅と事務所の両方で使いやすいWi-Fiルーター選びと、最低限やっておきたいセキュリティ対策(端末・VPN・運用)をまとめます。
目次
ルーター選びの結論
まず押さえる判断軸
- 回線が速いかより、混雑時に落ちにくいか(安定性)
- INTERNET(WAN)側が2.5Gbps対応だと、将来の高速回線でも詰まりにくい
- 端末が増えたときに備え、増設できると運用がラク
バッファローWSR6500BE6P-BK
- Wi-Fi 7対応(2.4GHz/5GHzのデュアルバンド)
- 5GHz 最大5764Mbps / 2.4GHz 最大688Mbps(※理論値)
- INTERNETポート最大2.5Gbps(回線側のボトルネック対策)
- Wi-Fi 7の新機能(MLO等)は、端末側も対応している必要がある点は注意
ルーター設定でやること:パスワード・分離・更新だけで事故が減る
STEP
管理画面の防御(最優先)
- 管理者パスワードを強固に(推測されやすい事務所名・電話番号は避ける)
- 可能なら 管理画面への外部アクセスを無効化(リモート管理OFF)
- 初期SSID/初期パスワードのまま運用しない
STEP
Wi-Fiの基本設定
- 暗号化は基本 WPA3(端末が古いならWPA2/WPA3混在)
- WPSはOFF(運用上いらないことが多い)
- ファームウェア自動更新ON(脆弱性対策)
STEP
“分離”ができると強い(在宅兼用にも効く)
- 来客用(ゲスト)Wi-Fiを分ける:自分のPC・NAS・プリンタと同一ネットワークに置かない
- 可能なら 業務端末(PC)と私物端末(スマホ等)も分ける
- ルーターの機能(ゲストネットワーク、SSID分割、セグメント/VLAN相当)を使う
端末セキュリティ:ESET等の“総合セキュリティ”+VPNの使い分け
セキュリティソフトの役割
- PC/スマホをマルウェア(ウイルス等)やフィッシング(詐欺サイト)から守るのが主目的
- クラウド解析などで未知の脅威検出をうたう製品もある
VPNの役割(何を守る道具か)
VPNは「端末〜VPNサーバー間の通信を暗号化して、盗み見・改ざんリスクを下げる」用途が中心です。
特に以下で有効です。
- カフェ・出張先などのフリーWi-Fi
- 自宅・外出先から事務所の環境に安全にアクセスしたいとき(仕組みづくり次第)
運用のチェックリスト
月1回(10分)チェック
- ルーターの更新:ファームウェア更新・再起動(必要時)
- バックアップ:重要データ(案件フォルダ)の二重化(クラウド+外付け等)
- アカウント:メール/クラウドのパスワード変更・2段階認証の確認
- 端末:OS/ブラウザ更新、セキュリティソフトが有効か
あわせて読みたい


小さな会社のリスク管理:契約・保険・BCPの基本(スモールビジネス向け)
まず押さえる「リスク管理の全体像」チェックリスト 小さな会社のリスク管理は、難しい制度設計から始めるよりも「最低限の土台」を作る方が効果的です。 特に抜けやす…
あわせて読みたい


行政書士事務所|機密書類を守るシュレッダーの選び方と運用ルール
行政書士事務所で「シュレッダー」が必須になる理由(機密書類・個人情報の漏えい対策) 行政書士事務所は、委任状・身分証コピー・契約書・顧客台帳・マイナンバー関連…
行政書士ツールラボセキュリティ製品は「売る」より、「お客様の情報を守る体制づくり」の一部として選ぶのが大切です。無理なく続く形を一緒に整えていきましょう。








