行政書士が作るオンライン講座・動画コンテンツのアイデア|試験対策・許認可解説・スモールビジネス支援を講座化する方法

行政書士の知識や実務経験は、対面相談だけでなく、オンライン講座動画コンテンツとしても非常に相性がよい分野です。
とくに、行政書士試験対策許認可申請の基礎知識小さな会社や個人事業主向けの実務解説は、学びたい人が多く、内容を体系化しやすいテーマです。
また、講座や動画は、単に販売するためのものではありません。
信頼づくり見込み客の教育相談前の不安解消にも役立つため、行政書士の集客導線としても活用しやすいのが大きなメリットです。

目次

行政書士がオンライン講座にしやすいテーマ

行政書士が講座化しやすいテーマは、一度きりの説明で終わらず、何度も同じ質問を受けやすい内容です。
つまり、日頃の相談や問い合わせの中で、毎回口頭で説明していることほど、動画化・講座化に向いています。

たとえば、次のようなテーマはオンライン講座にしやすいです。

  • 行政書士試験対策
    憲法、民法、行政法、記述式、一般知識など、科目ごとに分けやすい
  • 許認可の基礎解説
    建設業許可、古物商、産業廃棄物収集運搬、飲食店営業、農地法など
  • スモールビジネス支援
    開業準備、契約書の基礎、補助金申請前の整理、法人設立後の手続き
  • 相続・土地・家族経営まわりの基礎知識
    相続手続きの流れ、遺産分割の考え方、農地や不動産の手続きの基本
  • 書類の読み方・集め方講座
    戸籍、住民票、登記事項証明書、公図、課税明細書などの見方

ポイントは、いきなり難しい実務を全部教えようとしないことです。
まずは「入門」「基礎」「全体像」に絞った講座にすると、一般の方にもわかりやすく、申し込みのハードルも下がります。


具体的な講座テーマと構成例

オンライン講座は、テーマ選びだけでなく、誰に向けて何を持ち帰ってもらうかを明確にすることが大切です。
以下のように整理すると、講座の軸がぶれにくくなります。

行政書士試験対策講座
対象受験生
内容例合格までの学習計画
科目別の勉強法
記述式の考え方
過去問の使い方
模試や直前期の過ごし方
向いている形式連続講義型
単元ごとの短尺動画
PDFレジュメ付き講座
許認可の入門解説講座
対象事業者、開業予定者、担当者
内容例その許認可が必要になるケース
手続きの流れ
必要書類の考え方
よくある不備
専門家に依頼する場面
向いている形式1テーマ完結型
基礎編+実務編の2段階構成
FAQ中心の動画
スモールビジネス支援講座
対象個人事業主、小規模法人、これから開業する人
内容例開業前に決めること
契約書の基本
外注トラブル予防
事務の仕組み化
行政手続きと民間手続きの違い
向いている形式実例ベース
チェックリスト配布型
相談につながる導線型
ブログ・Kindle・動画をつなげる講座

既存のブログ記事や電子書籍をもとに、動画講座へ展開する方法も相性がよいです。
Udemyは学びたい人と教えたい人をつなぐオンラインのマーケットプレイスで、講師向けの公式リソースも案内されています。既存コンテンツを再構成して講座化したい人にとって、入口として理解しやすいサービスです。

書籍紹介

既存コンテンツを講座に展開したい人向けの参考本として紹介

動画編集を内製したい人向けの学習本として紹介


失敗しにくい動画講座の作り方

行政書士が動画講座を作るときは、最初から大作を目指すより、短く・わかりやすく・区切って作るほうが続きやすいです。

おすすめの基本構成は、次のような流れです
  • 第1講:この講座でわかること
  • 第2講:制度や手続きの全体像
  • 第3講:必要書類の考え方
  • 第4講:よくある間違い
  • 第5講:自分で進める範囲と専門家に相談すべき範囲
  • 第6講:まとめ・次の行動

この構成なら、許認可解説にも試験対策にも応用できます。
また、1本の動画を長くしすぎるより、テーマごとに分けたほうが視聴しやすく、修正もしやすくなります。

撮影では、映像の豪華さよりも音声の聞き取りやすさが大切です。
顔出しをしなくても、スライド+音声で十分に伝わる講座は作れます。

「まずは音声環境を整えたい方向けの入門機材」として控えめに紹介


講座販売で失敗しないための注意点と集客導線

オンライン講座は便利ですが、実例の扱いには注意が必要です。
申請書類や相談事例をそのまま使うのではなく、個人情報を特定できない形にすること、申込フォーム等で個人情報を扱う場合は利用目的の通知・公表や開示等への対応を意識しておくことが大切です。

また、他人が作成した図表・書籍・資料・画像・新聞記事などは、複製や公衆送信など利用形態ごとに権利が問題になるため、無断使用を避け、必要に応じて許諾を確認する姿勢が安全です。

集客導線としては、次の順番が作りやすいです。

  • 無料ブログ記事で興味を持ってもらう
  • 短い無料動画で理解を深めてもらう
  • 入門講座に案内する
  • 個別相談や実務依頼につなげる

つまり、講座は単体販売だけでなく、行政書士業務への信頼形成ツールとして使えます。
とくに、ブログ、SNS、サービスページと組み合わせると、問い合わせ導線が作りやすくなります。


・行政書士の実務をそのまま講座にしてよいですか?
・無料動画と有料講座はどう分ければよいですか?
・顔出しなしでも講座は作れますか?
・どのテーマから始めるのがよいですか?


まとめ

行政書士が作るオンライン講座・動画コンテンツは、
行政書士試験対策許認可の基礎解説スモールビジネス支援の3方向から考えると整理しやすくなります。

最初から大きな講座を作る必要はありません。
まずは、普段よく聞かれる質問を1つ選び、短い動画や入門記事にするだけでも十分です。
小さく作って反応を見ながら改善していけば、講座そのものの販売だけでなく、相談・依頼・顧問契約につながる導線にも育てていけます。


行政書士ツールラボ

講座や動画は、完璧に作り込まなくても大丈夫です。
まずは一つの手続きを、やさしく丁寧に説明するところから始めると、無理なく続けやすく、信頼づくりにもつながります。

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この記事を書いた人

地方在住の行政書士。令和4年の開業以来、事業者・不動産関連の許可申請を中心に、年間150件以上の案件に対応。ひとり事務所ながら、スピードと信頼性を両立した実務力で、地域の信頼を獲得。
「行政書士|ツールラボ」監修

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