レターパック/簡易書留/速達の使い分けと追跡ハンドブック

目次

サービス別早見表:用途・料金・配達速度・補償・追跡

スクロールできます
サービス主な用途配達速度/範囲追跡・証明補償主な料金※
レターパック(ライト/プラス)請求書・納品書・薄型資料/全国一律4 kg以内ライト=ポスト投函(通常郵便よりやや早達)、プラス=速達扱い相当の優先配達(対面受取)。全国同一料金。追跡番号あり。Web「郵便追跡サービス」利用可。 補償なし(紛失時の賠償対象外)ライト:430円/プラス:600円(2025年時点)
簡易書留契約書・原本・本人確認書類など “確実さ”重視普通郵便+オプション。配達速度は通常。追跡あり(引受・配達記録) 賠償額 原則5万円まで(簡易書留)通常郵便料金+350円など(サービスにより変動)
速達締切間近・急ぎ原本・提出期限あり書類通常より優先扱いされ、最短で配達。レターパックプラスも同等の優先配達速度。追跡は別オプションで書留等を併用すると確実補償なし(速達単体)通常郵便料金+300円〜(250gまで:+300円)

※料金・サービス内容は変更される可能性があります。送付前に最新の郵便局サイトで確認してください。

使い分けチェック例
レターパックライト

納品書/請求書(期限まで余裕あり・書類量少)

レターパックプラス または 簡易書留(+速達併用可)

契約書原本・本人確認書類(受取証残したい)

速達

締切当日または提出期限が迫る書類


追跡と配達証明を残す手順:スクショ/台帳テンプレート

手順

STEP
発送時控え取得

窓口で「引受」記録がある受領証をもらう/ポスト投函の場合は追跡番号付シールを保管。

STEP
追跡番号をWeb登録/スクショ保存

 「日本郵便株式会社郵便追跡サービス」ページに追跡番号を入力。
 配達完了になったら画面をスクリーンショット/PDF保存。

STEP
発送台帳作成

 紙またはExcelで以下項目を記録:
 - 発送日/サービス種別
 - 宛先住所・氏名
 - 追跡番号
 - 書類内容(請求書/契約書等)
 - 受取日時(追跡完了日時)

STEP
保管と証拠強化

スクリーンショット・メール通知・受領印があれば万全。電子保存(5年程度)を推奨。

STEP
不達・未配達時の対応

追跡で配達されていない場合、送付記録・スクショ・台帳を基に郵便局に問合せ・証明提出。


実務での発送ルール:行政書士事務所で使える運用指針

□ 宛名・住所は二重チェック(郵便番号・番地・法人名)
□ 送付前に日付/版数/控えコピーを作成
□ 締切1営業日前を目安に投函(速達併用時も同様)
□ レターパック・書留は「何通使ったか」「追跡番号一覧」を共有台帳に記録
□ 電子控え(スクショ・PDF)を月次でバックアップ
□ “控えを保管するフォルダ”を物理/クラウドで2重管理
□ 緊急提出時は「速達+簡易書留」でスピード&証明を両立


発送関連おすすめアイテム


まとめ

契約書・請求書・納品書・本人確認資料など、行政書士事務所で送付が多い書類は、「スピード」+「追跡/証明」の観点から発送サービスを使い分けることが重要です。
追跡番号のスクショ保全・発送台帳の作成・控え保管など、
“何時・誰に・どの発送で”を記録しておくことで、郵送トラブル・未配達リスクを低減できます。
上記早見表・運用ルール・アイテム紹介を活用して、発送業務を確実かつ効率的に整備してください。

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この記事を書いた人

地方在住の行政書士。令和4年の開業以来、事業者・不動産関連の許可申請を中心に、年間150件以上の案件に対応。ひとり事務所ながら、スピードと信頼性を両立した実務力で、地域の信頼を獲得。
「行政書士|ツールラボ」監修

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