リモートデスクトップ比較|外出先から“事務所PC”を安全に扱う

結論(30秒で把握)

  • 最短:無料の「Chromeリモートデスクトップ」でまず動かす(個人用途中心)
  • 実務向け有料ツール(商用ライセンス)+二要素認証+VPNで堅牢化
  • 安全性の鍵2FA・端末制限・ログが用意されているか/通信経路の保護(VPN)

迷ったら…有料ツール(商用)+VPN」が“伸びしろ”と安心感のバランスが良いです。

目次

まず用語だけサッと

  • リモートデスクトップ:外出先から事務所PCを画面転送で操作
  • 2FA(二要素認証):ID/パス+メール/認証アプリ等でログイン強化(例:ツール側でデバイス/メール認証あり)。
  • VPN:社外→社内の通信を暗号化して保護(公衆Wi-Fi対策にも)
  • 商用ライセンス:業務利用の前提になっているか(規約違反回避)

比較(無料/有料/RDP+VPNの3方式)

スクロールできます
方式想定ユーザー強み弱み・注意商用可否の目安
Chromeリモートデスクトップ(無料)まず試したい個人・副業導入が速い/無料機能は最小限・監査や集中管理は弱い個人向け色が強い
有料ツール(例:Splashtop / AnyDesk等)業務常用・複数端末2FA/デバイス承認・集中管理・録画/ログなど機能が豊富月額/年額コスト商用前提のプラン有(機能面の充実が特徴)
Windows RDP+VPNITに慣れた個人事務所低コストで高い柔軟性設定を誤ると危険/運用の知識が必要設計次第(VPN必須が前提)

参考:有料の商用ツールは、端末ごとの承認/2FAセッション録画など、業務で欲しい管理機能が揃っているのが強み(例:デバイス/メール認証、録画、モバイル対応など)。

行政書士の“安全運用”チェックリスト

  • アカウント保護:2FA(メール・アプリ)を必ずON(ツール側に機能あり)。
  • 端末制限:許可端末のみ登録(紛失時は即無効化)
  • 通信保護VPN経由で接続(公衆Wi-Fiでの平文露出を避ける)
  • ログ:接続履歴/録画(対応プラン)で証跡を残す
  • ファイル持ち出し:転送可否を場面で切り替え
  • 窃取対策:Windows/Macの自動ロック・BitLocker/FileVaultをON
まずは2FAとVPN。“ID/パスだけ”のリモートは危険です。

最短セットアップ(実務で現実的な順番)

  1. ツール選定:無料で試す → 週次で常用するなら商用ツール
  2. 2FA有効化:ログインに2段階認証を必ず設定(メール/認証アプリ)
  3. VPN用意:固定PC側/ルーター側でVPNを使う(外出先→事務所の暗号化トンネル確保)
  4. ポリシー:ファイル転送・録画・アクセス時間帯の運用ルールを決める
  5. テスト:モバイル回線/カフェWi-Fiなど環境別に接続確認

料金感の考え方

  • 無料は「スポット作業・検証」に便利
  • 有料は「商用前提の機能(2FA/承認/ログ)」「組織運用」で差が出る
  • 価格は年額/端末数/機能で変動(公式を要確認)

Splashtop には紹介(Referral)仕組みがあり、公式からリンクを発行して紹介できる形態もあります(時期/条件は公式で要確認)。

よくある質問(FAQ)

Q. 無料で業務は危険?
A. スポットなら可。ただし2FAとVPNがない運用は推奨しません。商用ツールの承認/管理機能が安心。

Q. 公衆Wi-Fiで使える?
A. VPNを前提に。平文や偽APを避け、接続ログも確認できる設計にしましょう。

Q. どれくらい速い?
A. 回線品質とコーデック最適化に依存。モバイル回線でも操作可能だが、帯域が細い時は解像度/カラーを落とすのがコツ。

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この記事を書いた人

地方在住の行政書士として、事業者や不動産関連の許可申請を主軸に活動。3年間でサラリーマン時代の年収を3倍にまで引き上げることに成功。
「行政書士|ツールラボ」管理・運営。

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