行政書士試験の勉強法ロードマップ|過去問の“回し方”完全版

目次

結論(これだけでOK)

  • 過去問をひたすら回す
    • 1周目=地ならし
    • 2周目=全体像
    • 3周目=×・△の徹底回収
    • 4周目以降=高速維持(〇も落とさない)
  • 印のルール:×=誤答、△=あやふや、○=自信あり
  • 復習間隔:×は翌日→3→7→14日、△は3→7→14日、○は14〜21日で軽く再確認
  • 目標:「解ける問題を絶対に落とさない」ため、3周目以降も○の保全周回を組み込む

周回ごとの目的とやり方

1周目(地ならし・速度優先)

  • 制限時間ゆるめ(例:10問=10〜12分)。感覚で選ぶ→すぐ答え合わせ。
  • 印だけ付ける(×/△/○)。解説は×と△だけ軽く読む。点数は気にしない。

2周目(全体像の定着)

  • 1周目より10〜20%速く。テーマ単位で10〜20肢の“塊”で回す。
  • ×→△、△→○へ昇格させることを狙う。備考に根拠ワード1行

3周目(回収フェーズ:×/△集中)

  • ×/△だけを束ねて反復(10分ドリル×3本など)。
  • ×は翌日→3→7→14日で予約、△は3→7→14日
  • この周で〇は通過してOK(後述の保全周回で扱う)。

行政書士試験は解ける問題を落とさないことが重要です。
〇も気を抜かずに取り組みましょう。

4周目以降(高速維持&保全)

〇の保全周回週1で入れる(後述)。易問取りこぼしゼロを体に覚えさせる。

速度重視:1セットの所要時間をさらに20%高速を目標に。

印の運用と“落とさない”復習サイクル

印の意味

  • ×=根拠が言えない/誤答 =当たったが説明できない =根拠も説明可
  • (任意):易問なのに落としたときの警告マーク(本番での失点源)

復習サイクル(ToDo化)

  • ×:翌日 → 3日 → 7日 → 14日(3連続正解で△へ格上げ)
  • :3日 → 7日 → 14日(2連続正解で〇へ格上げ)
  • 14〜21日ごとに軽く再確認保全周回)。10問中8問以上正解なら次の21日へ。

保全周回(〇の落とし防止)

  • 週1でランダムに○だけ10〜20問2分の時短タイマーで“流し解き”。
  • 間違った○は△に降格して3周目キューに戻す → 取りこぼし封じ。

1日のメニュー

60〜90分メニュー例

  • ウォームアップ5分:○保全(10問/流し解き)
  • コア40〜60分:×/△ドリル(10分×3〜4本)
  • 見直し10分:今日×だった肢の根拠ワードを1行で追記
  • 予約5分:×/△を1・3・7・14日にタスク登録

よくある詰まり→即解決 & 仕上げ

  • 全部復習したくなる×/△だけに集中。○は保全周回で十分。
  • 時間が足りない → ドリルを10分×2本に縮小し、翌日に繰り越す。継続を優先。
  • 正答率が停滞 → 解説全文ではなく“根拠ワード1行”を必ず書く(想起トリガー)。
  • 模試の扱い → スコアではなく×/△の質を回収。新たな×/△は即キューへ。
  • 本番の戦術易問から確保→迷いは△マークで後回し→見直しは☆優先
    解ける問題を落とさない」ための段取りを、保全周回+当日の順番で担保する。

1周目はとてつもなく長く感じますが、3周目あたりから早く回せるようになります。継続は力なりです!

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この記事を書いた人

地方在住の行政書士。令和4年の開業以来、事業者・不動産関連の許可申請を中心に、年間150件以上の案件に対応。ひとり事務所ながら、スピードと信頼性を両立した実務力で、地域の信頼を獲得。
「行政書士|ツールラボ」監修

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