行政書士試験の勉強法ロードマップ|暗記効率を上げるノート術3選(カード/マインドマップ/デジタル手書き)

目次

先に“型”を決める(3つから選ぶ)

結論:あなたが続けやすい型を1つ選び、弱点だけを可視化して回す。

  • カード:判例・条文をQ→Aで通勤暗記。1枚=1論点。
  • マインドマップ科目→章→論点→要件→判例の枝で“全体像”を一枚に。
  • デジタル手書き検索性+手書きの良さを両立(GoodNotes/Notability等)。
  • 共通原則:テキスト要点に下線/マーカー、問題集の設問脇に○△×で理解度を記録(=弱点だけが浮き上がる)。写経はしない。

向き不向き(簡易表)

  • カード:得意=一問一答/苦手=体系把握/おすすめ=スキマ暗記
  • マインドマップ:得意=体系化/苦手=細部暗記/おすすめ=基礎期の地図づくり
  • デジタル手書き:得意=総合運用/苦手=端末依存/おすすめ=直前期の総まとめ

作り方

A. カード

  • :「論点/条文」「キーワード」(例:処分性/不利益処分)
  • :「要件・判旨」+一言の根拠語(例:聴聞or弁明、重大な不利益)
  • 1セット10枚で束ね、○△×をカード端にマーク(×は翌日、△は3日後に再挑戦)。

B. マインドマップ

  • 枝順:「科目→章→論点→要件→判例」。
  • 要件=青/結論=赤/注意=橙など色分けで視認性UP。
  • “枝”は10分で粗く完成→学習しながら肉付け。写経はしない(要点のみ)。

C. デジタル手書き

  • ページ先頭に索引(章・論点のジャンプリンク)。
  • テキストの苦手箇所に直接追記(関連ページ番号も添える)→検索で横断復習。

回し方(ルーティン化で“薄い弱点”を消す)

1日の型(30–60分)

  1. 復習10分:前回×(誤答)→翌日(あやふや)→3日後に出直し
  2. 新規15–30分:テキスト要点に下線→直後に対応する問題を解く
  3. 弱点可視化5分:設問脇へ○△×を付けて終了(×と△だけ再学習キューへ)

間隔反復(最低限これだけ)

  • ×:翌日 → 3日 → 7日 → 14日
  • △:3日 → 7日 → 14日
  • 3連続正解で卒業。○は14〜21日ごとに“流し確認”して取りこぼし防止。

直前2週間の加速

  • カード:×と△だけ1日50〜100枚を高速回転
  • マインドマップ:枝の要件語に赤を入れて“抜け”がないかチェック
  • デジタル手書き:検索で同一論点を一気に横断→最後にカードへ落とし込む

作業(清書)ではなく判定(○△×)に時間を使う
苦手が“見える”ほど、勉強は速くなります。

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この記事を書いた人

地方在住の行政書士。令和4年の開業以来、事業者・不動産関連の許可申請を中心に、年間150件以上の案件に対応。ひとり事務所ながら、スピードと信頼性を両立した実務力で、地域の信頼を獲得。
「行政書士|ツールラボ」監修

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